ソファの図面を何度も書き直して。
ソファの開発はまず図面から始まります。その前の段階としましては、イメージを出し合い、落書きのような絵をいっぱい描きます。そこから実際のサイズを考え出し、3面図にしていきます。この時点でおおよそのデザインが決まるのですが、細かな訂正は実際に作り始めてから少しずつ作り上げていきます。
ソファの木枠の構造も考えます。
ソファはデザインによって、またはサイズによって木枠が異なってまいります。開発担当者は強度や安定性を考え木枠図面の描いて、木工所さんに依頼します。できあがってくる木枠を再度図面と照らし合わせながら本当に強度は大丈夫か、無駄な箇所はないか、などを考え、仕上がりイメージを思い浮かべながらチェックを入れていきます。
ソファはみんなで作り上げていきます。
基本的な作業は開発担当者が全て1人で作業を行いますが、最終的な仕上がり段階までくると、縫製担当者、製造担当者などからも意見を聞き、お客様が使い易い様にするにはどうすればいいか、座り心地は確かか、等々様々な意見交換を行います。強度試験が必要なソファの場合はこの時点で試験に提出します。
ソファの試作は大変長い時間をかけて行います。図面ではかっこよく見えても実際に作ると格好悪いこともよくあり、少し肘の高さを高くしたり低くしたりするだけで全然印象が変わるのは本当に驚きです。日々、試作を通してお客様の視点に立った開発を心がけています。