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生地の事なら後藤さん

2008年6月号

特集

ソフトレザー誕生秘話

「生地のことなら後藤に聞け」特集レポート:ソフトレザーの誕生秘話

塩ビレザーとソフトレザーの違い

成分については、
塩化ビニールは塩化系を成分としており、
ソフトレザーはポリウレタンを主成分としています。(合成皮革)

風合いについては、
塩化ビニールは 触感が良くなく、温度・湿度により、ベタツキ、冷たさ、暑くるしさを感じます。
ソフトレザーは、触感が良く滑らかで皮革に近いタッチがあります。
 

ソフトレザー同士の価格の違いについて

--------使っている素材はポリウレタンで一緒なのにどうして価格の違いが起きてくるんですか?

 

ソフトレザーの裏基布はソフトレザー自体の風合いと価格に重要な影響を与えています。もちろん樹脂の加工方法や表情なども関係してきますが、 ボリューム感の差別化や表情により設定される価格帯も高くなります。

ただし、AQシリーズのように薄いのに最高ランクになっているのは、 基布が通常のものではなく、こちらは本革の構造により近いものを人工的に作り上げた人工皮革という規格となるため、 AQシリーズだけはソフトレザーの薄さによる価格への影響がないアイテムとなっております。

また、ソフトレザーの中には、OSシリーズのように 光触媒機能を付加することで価格設定が高くなっているアイテムもございます。

 

基布の素材は何?

多くのソフトレザーの基布にはポリエステル・ポリエステル/綿の混紡、ポリエステル/レーヨンの混紡などの繊維が 多く使われています。
ソフトレザー自体の品質強度を維持する観点からも裏基布の強度は重要な意味を持ち、 ソフトレザーの風合いやボリューム感にも影響があります。

 

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