どのようにしてウレタンが作られているのか理解して見えてくるもの

ショールームでご案内するスタッフとお電話でご案内するスタッフが お客様により安心してお買い物いただくため工場見学に行って参りました。 見学させていただいたのは、ソファにとって座り心地を決めるとても重要な素材 ウレタンの製造工程です。最も重要な素材が、どんな風に作られているのか それぞれがお客様の目線に立ち細かなところまで見学させていただきました。

一連の工程には必ず「人」が携わっている

お伺いさせていただいた際には「Decibel Professional 2人掛け」の座面部にあたるモールドウレタンを製造していました。モールドウレタンの基になる溶液を金型に注入して発泡させるタイプのモールドウレタン。専用金型を作る前にもプロトタイプとして木製の型を用意して何度も何度も試作を重ねてようやく金型が出来上がります。金型で発泡されたばかりのウレタンの中にはガスがたまっているので、そのまま放っておくと空気が抜けて穴が空いてしまうため、完成されたウレタンはすぐにローラーに入れられガス抜きをします。完成されるまでにひとつひとつウレタンにかける手作業は大量生産ではできない力の注ぎ方と思いましたし、すべての工程にプロフェッショナルが携わっていることこそ品質を高めている要因と感じました。

興味を持って知る大切さ

ソファに使用するウレタンに加工する工場にお伺いいたしました。世間一般的にどのようなことにウレタンが使用されているのかお聞きしたところ、生活雑貨全般、自動車、鉄道、航空機、医療、公共工事といった様々な分野に使われるウレタンを加工されていらっしゃいました。

ウレタン部材のエトセトラ

ソファに使われるウレタンはクッション材はもちろんのこと、ソファ全体を覆うようにも使用されたり、フォルムをデザインするようにも使われたり、木枠とバネの間にも使用されたりと用途は多岐にわたります。物性の違うウレタンを組み合わせることで違った感触を生み出してソファとして重要となる座り心地を形成していたり、座や背など身体に接する箇所に利用されるウレタンには角の形状を丸みを帯びた表面に加工したりとお客様の身体を支える部材としてとても大切な存在です。

ウレタンができるまで sofamagazine vol.107

※PCサイトでご覧いただけます

人間よりも大きいウレタン材。この大きさでも短尺後だから驚きです。

ここに感動！

ウレタンがどのように作られているのかレクチャーしていただいたことと、実際に見学ができたことでより理解が深まりました。モールドウレタンがどれだけ手作業が多く、手間暇がかかっているかも目の当たりにしたことで、価値について実感することができました。今後もご案内の際にも鮮明なお話ができるかと思いますので、経験を活かしより良いご案内ができるように努めてまいります。このような貴重な機会をいただき本当にありがとうございます。