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中学生の職場体験を引き受けます。
1月19日、1月20日の2日間、猪子石中学校から盛田くん、池森くん、永岡くんの3名が製造部門へ職場体験に来てくれました。1日目は自己紹介から始まり、皆さんひとりひとり個性溢れたユーモアのある自己紹介でしたよ。体験先にNOYESを選んでいただいた理由を聞いて見ますと、みんなモノ作りが好きで、今回NOYESを選んでくれたとの事でした。言葉は少ない彼らでしたが、作業はとても楽しかった様で、いつかNOYESで働きたい?という投げかけにも、すぐに元気よく「うん。」と返事を返してくれました。この2日間の体験がいつかみんなの役に立てる時が来たら嬉しいです。2日間お疲れ様でした!
1日目は、まず自己紹介からスタートし、小さい頃からのモノ作りの思い出エピソードなんかの話も聞かせてくれて、本当にモノ作りが好きな事が伝わって参りました。それからは、NOYESのモノ作りについてのお話しをさせていただきました。仕事の心構えから、ソファが一台出来上がるまでのひとつひとつの行程について、またNOYESのモノ作りの拘りについて等々、様々な事をお伝えいたしました。とはいえ、言葉で伝えるよりも、実際に見てもらう事の方がずっと伝わる為、お話しも早々に工場見学に出発しました。「こんなに近くでモノ作りを見た事は初めて。」という事で、随分と緊張していた様子でしたが、見学するその目は真剣そのもの。
約3時間ほど掛けてご見学いただきましたが、最後まで集中力が欠ける事なくご見学いただきました。見学の中では、バネの取り付けやタッカー打ちを体験してもらい、またその行程を担当する職人から直接各行程の仕事を見てもらいながらひとつひとつの仕事について説明をさせていただきました。
1日目の最後は、明日行う張替作業についての説明、また道具の使い方などを覚えてもらい終了。長い一日でしたがお疲れ様でした。明日に備えてしっかり休んでください。
2日目スタート!早速1人1脚ダイニングチェアの張り替えを行っていきます。まずは、張り地選びから。今回は色の異なる3色の張り地を用意しました。3人でじゃんけんをして、勝った人から好きな色を選んでいきました。少しでも拘りを持って、思い入れを持って一日張り替え体験を楽しんでもらいたいという思いを込めました。まずは、ダイニングチェアに張られた古い張り地を剥がす作業からスタート。1脚のダイニングチェアであっても沢山のタッカーの針が打ち込んでありますので、根気のいる作業です。そして、裏張り生地を剥がしていきます。約30本くらいの針を抜き裏張り生地を剥がすと、いよいよ、実際のチェアの張り地が現れます。実際のチェアの張り地を留める針の本数は作業を行う人によって異なりますが、大体50本くらいは打ち込まれていると思います。針1本抜くにも力仕事ですし、打ってある場所によっても外しやすい、外しにくいがあり、この時点でも初心者には心が折れそうな作業なのです。
そして、いよいよ張りの作業工程です。みんな集中して黙々と作業を進めます。張り映えを目で見て確認し、張り感を手で触り確認しながら、張っていきます。まるい形の座盤は皺が寄りやすく、綺麗に張り上げるのが難しいのです。1針打つごとに表情が変わる為、その度に張り上がりを確認し、修正しながら進めていきます。1時間半ほど進めたところで、休憩をしましょうと提案しましたが、熱心な3人は手を止めず、作業を進めていきました。
しかし、今回の3人はこの作業が得意な様子で、予定よりも早めに剥がし終わりました。次に、生地の裁断作業を行い、いよいよ、張りの行程に入りました。丸い座椅子をどこから見ても綺麗に、触った時になめらかに仕上げるのはとても難しい事です。この作業には性格が出ます。コツをつかむのが早い人、時間は掛かっても確実にひとつひとつ仕事を進める人、出来映えと時間の加減を見ながら仕事をする人などなど。それぞれの個性が活きる場面と苦戦する場面とそれぞれにありますが、そのひとつひとつが勉強です。仕事とは常に自分と向き合う作業の繰り返しですので、良い経験になれば嬉しいです。それぞれがそれぞれのペースで進め、自分が納得するまで行いました。形になっていく程にのめり込んでいき、なかなか仕上がりに納得がいかず、打っては外し、打っては外しの繰り返しでした。早く出来た子は、終わっていない子の作業を手伝ったり、途中途中に職人さんからのアドバイスをもらいながら、ようやく3人すべて張り終わりました。最後にはチェアのお掃除をして、身の回りを整頓して張り替え体験は終了です。
張り上がったダイニングチェアは同じダイニングチェアなのに、張り上がりは3人3様。それぞれのダイニングチェアをそれぞれが見て座って、「見た目はコレが一番良いけど、座り心地はこっちだな。」など意見を交わしていました。言葉は少ない彼らでしたが、作業はとても楽しかった様で、いつかNOYESで働きたい?という投げかけにも、すぐに元気よく「うん。」と返事を返してくれました。この2日間の体験がいつかみんなの役に立てる時が来たら嬉しいです。2日間お疲れ様でした!