生地選びが、もっとたのしくなる。
生地の事なら後藤さん
2008年11月号
特集
今こそLAの実力を知る!
- それは当時、LAの製造元の旭化成さんだけが開発に着手したのでしょうか?
- 他の合繊メーカーさんもほぼ同時期に開発されており、今でもそれぞれのブランド名で販売されています。
- なるほど~。LAのような生地は様々にあるのですね。それでは、NOYESでは何故LAを採用したのでしょうか?
- それは僕がまだ生地メーカーにいた頃まで遡ります。今から3年ほど前だったと思いますが、当時、NOYESラインナップを一通り見て、「NOyYESであればLAの特徴を最大限活かしたソファ作りができるかな」と思ったんです。LAは少々高めの価格設定ですが、ご存じの通り高い機能性を持つとても魅力的な生地ですので、必ずお客様に受け入れていただけるという自信がありました。
- つまり後藤さんがNOYESにLAの生地を紹介してくださったんですね!
- そういうことになるんでしょうか(笑)。僕の提案が採用された時は嬉しかったですね。
- LAを採用した後のお客様の反応はどうでしたか?
- 採用してからの評判は予想以上に良く、数ある生地の中でも、LAシリーズはすぐに人気生地の仲間入りをしたと覚えています。今となってはNOYESにとってなくてはならない生地になりました。また、一般家庭向きのソファにおいて、LAの特徴をお客様へ上手にアピールすることができているという点でも、旭化成さんにも喜んでいただけているのではないかと思います。
- なるほど。
- しかしながら型紙ひとつをとってみても、他のものと比較するとLAは生地の伸びやしなやかさが違いますから、開発段階では色々な苦労と工夫をして仕上げてもらいました。お客様にお届けするソファに生地がジャストフィットした状態で出荷しなければなりませんので、ソファに被せたとき不具合にならないように幾度も試行錯誤しながら、今の商品ラインナップに加えることができたんですよ。
- まさに血と汗と涙の結晶…、ですね。