機械だけではなく、ひとの手が加わりようやく完成されることを知りました。
2016.7 生地の勉強会
今回のスタッフ工場見学ではソファをお選びいただく中で最も重要な要素となるソファ生地の工場見学をさせていただきました。実際に見て触って作り手の想いを多くのお客様に届けられるようにしっかりと学ばさせていただきました。
熱意をもって生地職人が糸に命を吹き込む。
生地ができるまでは紡績、撚糸、染色、織り、加工、修正と生産工程がございます。糸を染色させる際にはまるでトイレットペーパーのような筒に糸を巻いて糸の巻物を用意します。壁面は空洞になっておりこの筒の中心を染料が通るんですね。巻き方は「ソフト巻き」という方法を取られており、きつく巻くのではなく名前の通りやわらかく繊維を巻いてあることで糸同士の間に隙間が生まれ染料がよく行き渡るように加工されておりました。
その後、巻かれた糸達は染色を行うとても大きな鍋のような機械の中に入れて染めていきます。蒸気の熱と圧力で染色を行う為、工場内はとても暑かったです。夏場など、お水を沢山飲みながらお仕事をされるらしいので、非常に大変な作業だと感じました。
風合い豊かな生地が生まれるまで
機屋にお伺いした際には直接ドビー織機、とジャガード織機を拝見することができました。それぞれ合わせて計8台。これだけの数がフル稼働している工場は近年ではあまり見ないそうです。こちらでも細かい修正は職人さんが、全て手作業でされておりどの箇所で問題が起きているのかを追求するのはとても時間と根気を必要とする作業であると感じました。
ソファ生地のエトセトラ
生地の強度を高めるバックコーティング加工を施す工程を見学させていただきました。元々は生地の裏の糸を樹脂で止めることで生地のほつれを防ぐ役割が主ということです。樹脂は温められムース状にして生地に塗布されていました。そうすることにより余剰にのりが付着するのを防ぎ、生地の風合いを損なわないようにすることが狙いということです。加工を何度か塗布させたり塗布する厚みを変えることで生地の物性を高めることはある程度可能ということですが、やはり後付けの加工であるため、生地そのもので物性を高める方がよいのではないかとお聞きしました。美しい風合いを保ちながら耐久性の高い生地を生み出すまでに、この段階でも多くの職人によるチェックが行われています。生地が完成されるまでに多くの人と工程が存在して生まれているものと思いますと、とても誇りに思います。
ここに感動!
機械にてそれぞれ巻いていくことや染めていくこと、または織っていくこと、機械なのでとても素早く仕上がりますがそれまでの人の手が加わる場面がとても緻密で時間を要する作業だということを改めて知りました。今回、学ばせていただいた内容を自身に落とし込みご対応の中で活かしていけるようこれからより生地に対して知識を培って参ります。
スタッフ;山本、宮武
スタッフ工場見学 vol.5
山口染色様、日本グラスセン様、牧行織物様、今枝修正様
お忙しい中にもかかわらず、大変親切なご案内、ご説明をいただきました。生地をお取り扱い作られていらっしゃる、歴史ある企業様です。
ソファが好きだからこそこだわる好きだからつきつめていく。NOYESは「想いを込めた」ものづくりをしている工場です。
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