数値以上に代えがたい安心安全に繋がる理解を深めることができました。

2017.6 生地の勉強会

今回の工場見学ではソファ生地を世の中に提供するまでに試験を行っていただいている公共機関に見学に伺いました。普段から生地の検査基準や項目は知識や資料として持ってはおりましたが実際に伺い、試験をひとつひとつ見て聞くことにより詳細がイメージ出来たことはとても良い経験となりました。

日常に起こりえる事を想定した検査が根拠ある安心感を生み出す。

今回は生地に関する試験をメインに見学することができました。まず、はじめに色変化を見る検査から拝見しましたが、人工的に汗を作り色褪せや色移りの試験をされておりました。入念にチェックをする行程ですが、検査というとジッと机で研究をするかのような印象でしたが、白衣をまとったスタッフの方が生地に溶剤をつけたり、機械から乾燥した試験物を取り出しチェックしたりと次から次への動き回ることで別の工場に来て御菓子の製造工程を見ているような気になりました。

担当の方にお話を聞きますと日常に起こりえる様々な事を想定してその生地の適応能力がどれだけのものかを測り、高いレベルに達したものを提供させていただいているとのことで、検査も細部にわたって入念に検査することこそが安心感を生み出すものなのだなと思いました。

ソファ生地のエトセトラ

生地の組成を調べる混用率検査という検査があります。例えば、アクリル80%、コットン20%など主に布の組成を調べる検査ですね。日本では家庭用品品質表示法で定められているアイテムについて、何で作られているものなのか明記することが法律で決まっていますので、その糸が何で作られているものなのか検査することもこちらの機関で行っています。海外では生地メーカーが用意している生地でさえその生地が一体何の繊維で織られているかわからない危険なケースもあるそうですが、確実により分ける方法を用いて検査をしていきます。小さなお子様やアレルギーなどお困りのお客様も多いことから、このような試験があることで私たちの生活を手助けしてくれていることがわかり、100%間違い無いものが商品として提供出来ることは我々も安心し、自信を持った案内に繋げられると思いました。

ここに感動！

検査の実績、そしてその基準をクリアしたものを提供する。これは何事にも代えられない自信、安心、安全であると思いました。試験結果をそのままお客様に伝えることではなくて、自分の中でどれだけ理解ができていてお客様の期待を超えたサービスを提供し続けていくことができるのか大きな課題ですが、信頼あるご案内ができるよう励んで参ります。

スタッフ：秋田、山田、田代

スタッフ工場見学 vol.8

ソファが好きだからこそこだわる好きだからつきつめていく。NOYESは「想いを込めた」ものづくりをしている工場です。