〜佐藤 豊編〜
早いもので2016年も早1ヶ月を過ぎようとしています。
2016年最初の「ソファと私」は、接着作業を担当されている佐藤さんにお話を伺って参りました。工場がございます港区当知周辺は佐藤さんの地元ということで、工場の目の前をよく通っていたこともあったそうです。まさかここで働くことになるとは思わなかったと、不思議なご縁を感じていらっしゃいました。25歳の若さでどんなお仕事をされているのか、先輩職人に遅れを取らないようにと日々、目標をおいて実行されているようです。
自身を、技術を成長させる。
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- 元々ものづくりがお好きだったのですか。
- 佐藤
- 美術は嫌いでしたけど、図工が好きでしたね。
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- 職人のみなさんにお聞きしても子どもの時から手で何かを作ることがお好きな方が多いみたいです。
- 佐藤
- 家家も中学も工場から近くで地元なんです。工場ができた時(*2010年に港区当知に移転)はこのあたりは抜け道として使うことも多くて黒くて変な建物ができたなーとは思ってましたがソファを作っているのは知りませんでしたね。まさか、ここで自分が働くことになるなんて思ってもみなかったです(笑)
- ーー
- いい縁なのでしょうね。現在は接着を担当されていますが日々、心がけていることはありますか?
- 佐藤
- 1日の中で作り上げる量は決まっていますが自分で決めた時間に完成できるようにを大事にしてます。作業は早いほど良いというものではありませんが丁寧にスピーディーにつくることを心がけています。
- ーー
- ウレタンの接着はソファのフォルムを決める行程といってもいい大切な行程ですね。
- 佐藤
- デザインに丸みがありパーツも多いソファ(marucco、lounge、potageなど)は左右対称で貼り付ける技術が必要で上手にバランスよく行います。接着がおかしいとカバーを被せるだけでそのままフォルムがあらわれるソファもありますので集中して行ってますね。
- ーー
- ソファそれぞれ表情があるように、作り手だからこそわかる違いもありますね。
- 佐藤
- そうですね。今でこそ普通に作れますが接着の作業を覚えていくのに「Decibel C4」には苦労をしまして、取り組んだ印象は「なんだこのソファ?」と思ったぐらいで。「このソファを自分の思い通りに作れるようになりたい、C4を極める」とずっと思いながら取り組んでましたし、はじめて張り上げて生地を被せたソファができた時は嬉しかったですね。
いろんな技術が詰め込んである分、覚えることも多いソファでこれからも進化していくソファだと思いますので自身を成長させてくれるソファだと思ってます。
「ソファ職人道の未来」
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- 最後にご自身のソファ職人というお仕事の中で本人の意気込みを語って頂きました。
- 佐藤
- 「大胆且つ繊細に。よりスピーディに。」をスローガンにおいて前、後ろの工程にも先輩はいますので遅れをとらないためにやっていくために大胆にいきながらも丁寧に早さも追求して質をあげていきたいと思ってます。いずれは追い抜く気で「あいつすげーぞ」と言われるほどの存在になりたいですね。
ソファ職人 佐藤が愛するソファ
暮らしの“かなめ”になるソファ
Decibel C4
ロースタイルモデルとして登場以来、多くの人から愛され続けているソファがこのDecibel C4。座面の高さが290mmと低く、私たちのDNAにとって一番しっくりくる床に近い暮らしもDecibel C4のおかげで素敵にキマる。「低く、広く、かっこよく」というコンセプトのDecibelシリーズの中でも最も長い歴史を持ち、モデルチェンジを経て落ち着いたのは、所々に曲線やボリューム感を取り入れたこの形。非日常的なデザインも魅力的ですが、ソファは日常的に使われるためにあってこそ。NOYESにとってはもちろん、いつもの暮らしの“かなめ”となり得るソファです。
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NOYESのソファはソファ職人が高い技術で心を込めて一つ一つ丁寧にお作りしています
NOYESでは、ソファ作りの面白さや難しさを共に学び、情熱をもったソファ作りが出来る環境を維持していきたいと考え、国家資格である1級椅子張り技能士の資格を持つソファ職人育成に力を入れております。どうぞ応援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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また、ソファの可能性をさらに広げるために、職人一人ひとりの進化のために、取り組み続けているプロジェクトがございます。その1つが「クリエイターズソファ」です。NOYESのソファ職人一人ひとりが自由な発想でソファをデザイン。気になる方はぜひチェックしてみてください。