新ローソファ
「Bass(ベース)」
開発秘話を職人に
聞いてみました。
2024.10.04 update
10月25日リリース予定のローソファ「Bass(ベース)」。その開発秘話を職人の宮元さんに伺いました。製品の特徴や、どのようなお客様に使ってほしいかなど、職人ならではの視点からの想いをお話しいただきました。担当はNOYESの徳増です。
「Bass」デザインの特徴
NOYES:
本日はよろしくお願い致します。まず、「Bass」のデザインの特徴について教えていただけますか?
職人
宮元:
「Bass」のデザインの特徴は、座面に施されたくぼみです。このくぼみにはマチがついており、2人、3人で座っても他のシートに影響を与えないよう工夫しています。独立したシート設計が、このデザインの大きなポイントになっています。
NOYES:
ワンシートにくぼみをつけていることで、永くご愛用いただく上で役立ちますか?
職人 宮元:
はい、非常に長持ちしやすいです。ワンシートごとに加重を吸収するため、ウレタンや生地に優しく、隣のシートの加重の影響を受けないので、結果的に長持ちするソファと言えます。
NOYES:
デザインの特徴について、もう少し詳しく教えてください。
職人 宮元:
スクエアな形状ながら、要所要所に膨らみがあり、存在感を持ちながらもリラックス感を与えるデザインです。シンプルでありながら、ボリューム感を持たせることで、意匠のバランスを意識しました。
アームデザインの
特徴は白銀比
NOYES:
アームデザインについて教えてください。
職人
宮元:
ひじは正面から見るとA4サイズの長方形になっており、日本人が好む白銀比を意識しています。このシンプルさは、日本の住宅に合いやすく、和モダンや和室などのスタイルにも相性が良いと思います。
NOYES:
使い勝手も良いですね。
職人
宮元:
ソファは座っているうちに気がつくと横になってくつろいでいることが多いですよね。ひじの高さは寝転がるのにちょうど良く、心地よさを追求したデザインになっています。恥ずかしいかもしれないですが、ぜひショールームで寝っ転がって、体感していただきたいです。
NOYES:
トータルデザインについてはいかがでしょうか。
職人 宮元:
基本的には水平、垂直のラインですが、ひじや座面、背裏には膨らみを持たせてボリューム感を出しています。このため、見た目の美しさと愛着を感じられるバランスが生まれています。
身体をしっかり包み込みます
NOYES:
クッションの良さについても教えてください。
職人 宮元:
クッションは大きく、体をしっかり包んでくれるサイズにしています。横になったときに、その良さを存分に感じていただけると思います。
「張り込み仕様」の利点とは?
NOYES:
「張り込み仕様」について、どのようなメリットがありますか?
職人
宮元:
「Bass」は張り込み仕様にすることで、ソファのアウトラインを強調し、美しさを引き立てています。デザインに一体感が生まれ、長持ちするのも大きなメリットです。
NOYES:
「Bass」が張り込みの理由は?
職人
宮元:
デザイン的な特徴が大きいですね。座面のくぼみや引き込みなど、張り込みに向いている要素が多く、カバーリングよりも生地の撚れやズレが少ないため、シンプルで美しく、長持ちさせるために張り込みを採用しました。
NOYES:
生地との相性はいかがでしょう?
職人 宮元:
「Bass」は縫製ラインが目立たない意匠になりますため、生地の表情をダイレクトに伝えやすいソファです。織り柄やレザーの質感が、より感じられるソファだと思います。
構造に施したこだわりの座り心地
NOYES:
座り心地についてはどうでしょうか?
職人
宮元:
ローソファとして、立ち座りしやすいように設計しました。0H(ゼロエイチ)というフラットなSバネを採用し、衝撃を吸収しつつ、沈み込みを抑えています。日本人の体型に合わせた、疲れにくい座り心地を実現しました。
NOYES:
もう少し、こだわりについてお聞かせください。
職人
宮元:
Sバネを木枠に固定し、ゴムで端を留めています。これにより、木枠に影響が出ず、座ったときの沈み込みが均一になります。この工夫により、快適な座り心地を実現しています。
NOYES:
おすすめの座り方や使い方はありますか?
職人 宮元:
ひじかけが低めなので、寝転ぶためのソファとして設計されています。座面の奥に微妙な傾斜がかかっているため、寝落ちする心配はありません。リラックスを最優先にしたデザインです。
永く、美しさを保ちます。
NOYES:
張り込みだと長持ちする理由は?
職人 宮元:
生地が固定されているため、摩耗が少なく、長期間にわたって美しさを保てます。使用感や皺も入りにくいので、ストレスが少なくなります。
NOYES:
張り込みソファの特性について教えてください。
職人
宮元:
生地の特性を活かし、職人の手で触感、生地の織り柄をみながら微調整、手加減をして張り上げます。生地の種類によっても伸縮の度合いが異なりますから微調整を行うことで、美しさを際立たせています。
どのようなライフスタイルの方に
使っていただきたいですか?
NOYES:
「Bass」はどのようなライフスタイルの方に使っていただきたいですか?
職人
宮元:
「カバーを付け外したりせず、ソファ自体をなるべく長持ちさせたいとお考えの方に使っていただきたいです。大前提として、ソファはライフスタイルに合わせて選択するのが良いと思います。小さなお子さんがいらっしゃる子育て世代の方は飲み物や食べ物をこぼしたりする心配もあるでしょうから、ソファカバーを洗いたくなると思いますので、カバーリングソファをご検討いただくことは良いことと思います。
ただ、普段みなさんお忙しいですし、実際被せ直すタイミングも少ないかなと考えてしまいます。実際、インテリアの中でソファ大きなモノですから、カバーを外したり被せたりお洗濯いただくことはかなり労力がかかります。カバーの着脱はせず綺麗にお使いいただきたい方には張り込み仕様のソファをお選びいただいて、ソファ自体をなるべく長持ちさせるのもひとつの方法だと思います。」
NOYES:
「Bass」は生地の交換はできかねますが、特にお子様が独立されていらっしゃるご年配の方や、日頃のメンテナンスをご心配されている方には余計なストレスをかけなくても良い張り込みの良さを伝えていきたいと思いました。張り込み仕様とレザー生地は相性が良さそうですね。
職人
宮元:
レザー生地の場合は、綺麗に拭けるしメンテナンスは容易になります。ファブリックの場合でも、時間経過次第ですが、汚れはすぐ拭けばとれます。永く、ご愛用いただいて、汚れが目立ったり、破けてしまったりしても張り替え修理やクッションの見直しなどメンテナンスをして元に戻すことができます。
このように永くご愛用いただくことは選択肢のひとつだと思います。環境にも優しいですし、今後は張り込み仕様の良さが見直されるかなと感じました。
「Bass」は、職人の想いが込められた素晴らしいソファです。ぜひ、皆様にも実際に体感していただきたいと思います。
動画で職人が語る「Bass」の魅力
職人が追求した美しさと耐久性。
抜けをつくり、より空間との一体感を。従来のシリーズにはない太い肘と広々とした一枚座面が、安らぎの場所を提供してくれる。堂々としたフォルムと組み合わせた細い脚は、 絶妙なバランスを保ち、軽快さを加えている。インテリアを格上げしてくれる傑作。
商品詳細を見るNOYESのソファは
ソファ職人が高い技術で
心を込めて一つ一つ丁寧に
お作りしています
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