目次
(1)カウチソファとは「横たわれるソファ」 (1-1)カウチソファの魅力 (1-2)カウチソファの注意点 (2)カウチソファとコーナーソファの違い (2-1)コーナーソファとは「お部屋の隅に置くソファ」を指す (2-2)2つの違いは「横になる」部分が設計されているかどうか (3)カウチソファの使い方・くつろぎ方 (3-1)足をのばして座る (3-2)寝転ぶ (3-3)胡坐をかく (4)カウチソファの選び方 (4-1)スペースにあったサイズのものを選ぶ (4-2)ライフスタイルにあったタイプのソファを選ぶ (4-3)好みの硬さのものを選ぶ (4-4)お部屋にあった色のカウチソファを選ぶ (5)ソファの専門家NOYESオススメのカウチソファ10選 (5-1)小さいサイズのカウチソファ (5-4)大きいサイズのカウチソファ (5-6)ハイバックタイプのカウチソファ (5-7)ロータイプのカウチソファ (5-8)座面の硬さが選べるカウチソファ (6)ソカウチソファを上手にお部屋にレイアウトするには (6-1)座面が深い部分は壁際や窓際にするのが一般的 (6-2)ソファの向きで印象が変わる (7)まとめ
ソファといえば、I字型で背もたれがあり、2人〜3人が横に並んで座れるタイプがお馴染みですが、中にはカウチソファと呼ばれる、足を伸ばして座れるソファもあります。
ソファを買おうと考えている方の中には、
「カウチソファってどんなソファなの?」
「他のソファと比べて何が違うの?」
とカウチソファに興味を持っている方も多いかと思います。
そこで、ここでは
●カウチソファとはどんなソファを指すのか
●カウチソファの魅力
●他のソファと比べて何が違うのか
●どのようにレイアウトするのか
など、カウチソファについて気になることを解説します。
そもそもカウチソファの「カウチ」とは「横たわる」を意味する、9世紀から14世紀にかけてフランスの北部で使われていたとされる古フランス語の1つです。
つまり、カウチソファは「横たわることができるソファ」のことを指しています。
カウチソファの形状は厳密に定義されているわけではなく、足を伸ばして座れるI字型のものもあれば、並んで座れる部分と足を伸ばして座る部分があるL字型のものもあります。
ですが、一般的にカウチソファといえば、並んで座れる部分と足を伸ばして座る部分があるL字型で、寝転がれる大きめのスペースがあるソファのことを指すことが多いです。
国産ソファの専門店・NOYESではカウチソファと読んでいますが、メーカーによっては、カウチソファのことを「シェーズロング(フランス語で長椅子という意味)」と呼ぶ場合もあります。
カウチソファの最大の魅力は、ほかのソファよりくつろぎやすいことでしょう。
足を伸ばしてリラックスしながら座れるだけでなく、ベッド代わりにしてそのまま寝ることもできるので、ソファにくつろぎやすさや快適性を求めている方にはぴったりです。
I字型の2人掛けソファや3人掛けソファだと、ソファに座れる人数が3人程度ですが、カウチソファであれば、4人5人で座ることができるので、家族みんなでくつろぐこともできます。
リビングにカウチソファを置けば、一家団欒できるスペースへと生まれ変わることは間違いありません。
カウチソファでは、椅子のように普通に座ることもできますし、座面が広いのであぐらをかいたり、三角すわりをしたりもできます。
好きな姿勢でリラックスできるのもカウチソファの魅力です。
カウチソファは、一般的なI字型のソファに比べ大きいので、スペースが必要です。少し手狭なお部屋だと置くのが難しいでしょう。
ただし、カウチソファの中には小さめに設計されたコンパクトサイズのカウチソファもあるため、お部屋やサイズ感によっては配置できる場合もあります。
また、カウチソファを置くのがそもそも難しい場合はオットマンで代用することも可能です。
オットマンとカウチソファに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
カウチソファは、もともと横になってリラックスするためのソファです。
そのため、ヨーロッパでは「お客様をもてなす場」にカウチソファがあると、失礼に値するとされています。
日本では、そこまで厳密なしきたりはありませんが、応接室のようなかしこまった場にはカウチソファは不向きです。
カウチソファはリビングや寝室など、プライベートな空間向けのソファです。
かしこまった場にソファを置く場合は、1人掛けソファやI字型の2人掛け・3人掛けソファを組み合わせてレイアウトすると良いでしょう。
L字型の大きめのソファといえば、カウチソファのほかに、コーナーソファも挙げられます。形状が似ていることから、2つのソファを混同してしまう場合は多いです。
実際にショールームに訪れるお客様から、カウチソファとコーナソファの違いを聞かれることもありましたので、その違いを解説します。
コーナソファとは、その名の通り、お部屋の角に置くことができるようにデザインされたL字型のソファです。
実際の使われ方としては、部屋の角に置くだけでなく、部屋の中心に置いたり、2つのスペースの仕切り代わりにしたりすることもあります。
カウチソファとコーナーソファの違いは、寝転んだり横になったりできるスペースの有無です。
コーナーソファには、「横になること」を想定した部分が、通常の座る部分と別に設けられていません。
一方、カウチソファは寝転がれるように設計された座面になっています。
また、メーカーや種類によって異なりますが、カウチソファとコーナーソファを比べると、一般的にコーナーソファの方が、サイズ感が大きく、価格が高い傾向にあります。
「カウチソファの魅力」でも解説したように、カウチソファは色々な使い方・くつろぎ方ができますので、ここではその一例をご紹介します。
カウチソファでは、床に座るようにべたっと足を伸ばして座ることができます。
足を上げられるので、疲れにくく長時間ゆったりすることができます。
座るだけでなく、カウチの部分に横になることができます。
境目がない一枚座面のカウチであれば、より快適に過ごすことができます。
カウチソファのカウチの部分は座面がかなり広いです。
そのため、余裕を持ってあぐらをかいて座ることができます。
カウチソファといっても、色々なデザイン・大きさのものがあるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
カウチソファを選ぶ上で、何よりも大切なのがスペースに合ったサイズを選ぶこと。
より広く大人数でくつろげることばかりを重視していると、スペースにおさまらないカウチソファや、お部屋が狭く見えてしまうようなカウチソファを選ぶことになってしまいます。
特にカウチソファは、ソファの中でも座面が深く、幅・奥行きともに広いスペースが必要な傾向があります。
お部屋にどのくらいスペースがあるのかを事前にチェックし、スペースにあったカウチソファを選びましょう。
カウチソファには、背もたれが高いハイバックタイプもあれば、座面が低いロータイプもあります。
ソファに頭や肩まで預けてリラックスしたい・より快適性を追求したいという場合はハイバックタイプ、お部屋に圧迫感を出したくない・小さな子供と生活しているという場合はロータイプがおすすめです。
カウチソファに限らず、ソファを選ぶときは硬さが重要です。
好みの硬さは人によって異なり、「硬めの方が好きだ」という方もいれば「柔らかいソファの方が心地いい」という方もいるでしょう。
ソファを選ぶときは、30分以上座って座り心地を確かめ、自分にあった硬さのソファを選びましょう。
カウチソファを選ぶときは、色も重要です。
お部屋に統一感を持たせるためにも、お部屋全体の色味や他の家具の色味と合うカウチソファを選びましょう。
お部屋に合わない色のソファを選んでしまうと、落ち着かないごちゃごちゃとした部屋になってしまいます。
ソファの色選びについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
国産ソファの専門店・NOYESではさまざまなデザイン・大きさのカウチソファをご用意しておりますが、ここでは厳選した10商品を大きさやタイプに分けてご紹介します。
狭小住宅や賃貸物件にお住いの方にぴったりのカウチソファセットをご紹介します。
「Cortile カウチソファセット」は、アシンメトリーなフォルムが魅力的なカウチソファ。
開放感があるだけでなく、コンパクトな設計になっているので、マンションや狭小住宅のリビングにぴったりです。
座る位置や向きが固定化されないアームレスタイプのソファなので、リビングとダイニングの境目においても、空間に一体感を持たせることができます。
座面は、ずっしりとした安定感のある座り心地になっています。
座った時に体が沈み込まないので、寝心地も抜群です。
自宅のリビングをワンランク上の「おしゃれ空間」へと早変わりさせる「Unison Sofa 両ひじ カウチソファセット」。洗練さが際立つ魅力的なデザインは見ている人をワクワクさせます。
ソファとしては珍しくカーブを描いているため、座った時に程よく向かい合うので、緊張感なく会話を楽しむことができます。
もちろん、奥行きもしっかりあるので、あぐらをかいたり寝転んだりする事もできます。
特に、ソファのカーブが体にフィットするので、ソファで快適に寝そべりたい人におすすめです。
来客が多い場合や、広いリビングに置くのにぴったりのカウチソファです。
「低く、広く、かっこよく」がテーマのコンセプトライン「Decibel」の中でも、最も座面が低くワイド感がある「Decibel C4」シリーズのカウチソファです。
ワイド3人掛けカウチソファセットなので、かなり大きいサイズのカウチソファとなっています。
座面の高さは最も低くて29cm。高さ自体そんなにないことから、幅が広く奥行きが深くても圧迫感がありません。
余裕を持ってソファに座ることができます。
スタイリッシュな設計のDecibel C4 ワイド3人掛けカウチソファセットは、程よい弾力がある硬めの座り心地。
ただ、背中に付属の羽毛クッションを当てれば、背中をふんわりと支えてくれます。
アームレスでシンプルなデザインのソファ「Garden ワイド3人掛けカウチソファセット」。シンプルだからこそ、大きいサイズのカウチソファでも開放感があります。
背中は羽毛クッションで柔らか、座面は程よく沈み込むので、硬すぎず柔らかすぎない、中間くらいの座り心地になっています。
体をしっかりと支えてくれるので、安心感と安定感があります。
頭までしっかりと支えてくれるタイプのカウチソファ。
ヘッドレストがついた2人掛けカウチソファ「NewSugar Hi-Back Modern HS 2人掛けカウチソファセット」。すっぽりと体を包み込んでくれる安心感があります。
頭や肩をしっかり支えてくれるヘッドレストには、羽毛と6kg/m3のウレタンスティックを使用。ゆったりと優しく頭を預けてくつろぐことができます。
座り心地はウレタン仕様と羽毛仕様の2種類から選べます。
肘の形が特徴的なソファ「NewSugar Hi-Back HS 3人掛けカウチソファセット」。
ヘッドレストが標準装備されているハイバックソファで、羽毛と16kg/m3のウレタンスティックでできたヘッドレストはしっかりと頭を支えてくれます。
NewSugar Hi-Backのソファは、お客様から「NewSugar Hi-Backに座ると、毎回のように、 「このソファ最高~」と至福の顔になる。」というお声をいただいております。
その秘密は、安定感にあります。
安定感を持たせるために座面にくぼみをつけ、硬めのウレタンを仕様してしっかりと体を支えられるようにしています。
座面が低く、圧迫感がないカウチソファです。
空間を仕切りたくない人にぴったり。
シンプルなデザインとスクエアな意匠が特徴の「Decibel Standard 2人掛けカウチソファセット」。低めの座面と背もたれなので、空間を広く見せてくれる効果があります。
座面の高さは34cm・38cm・41cmの3種類。座面が低い分、しっかり体を支えられるよう、座面は硬めの設計になっています。
腰に負担がかかりにくいので、腰痛を持っている方でもしっかりくつろげるようになっています。
「Decibel Standard 2人掛けカウチソファセット」では、アームテーブルが標準装備されているので、サイドテーブルの代わりに飲み物を置いたり、小物を置いておくこともできたりします。
角や直線を無くしたフォルムが大人可愛い雰囲気を醸し出している「marucco」シリーズのカウチソファです。
圧迫感のないデザインなので、リビングの真ん中に置いても違和感がありません。
座り心地とともに、寝心地も考慮されているので、「寝転がってテレビを見たい」「ソファでうたた寝をすることが多い」という方にはぴったりのロータイプのカウチソファです、
高密度のウレタンを使用しているので、座り心地は硬めになっています。
変に沈み込んだりしないので、腰の悪い方にもおすすめです。
座面の柔らかさが2種類から選べるソファです。
感触を確かめてお好きな方をお選びください。
ニッポンソファの最高品質を目指して作られた、最高峰のソファ「NewSugar Maximum Comfor」シリーズ。技術やアイデア、情熱やセンスなどNOYESが持つノウハウを全てつぎ込み、利便性・快適性を実現しています。
「NewSugar Maximum Comfort 2人掛けカウチソファセット」では、硬め・柔らかめの座り心地を選択できます。
硬めの座り心地では腰やお尻がしっかり支えられる感覚、柔らかめの座り心地ではふかふかした感触を楽しめます。
また、座り心地だけでなく、肘の厚さも選択できます。
永く美しいフォルムを保つように設計された「NewSugar Hi-Class Modern 3人掛けカウチソファセット」。ふっくらとしたフォルムが魅力的です。
「NewSugar Hi-Class Modern 3人掛けカウチソファセット」では、硬めのウレタン仕様と柔らかめの羽毛仕様から座り心地を選択できます。
ご家族やご自分の好みによって好きな座り心地を選べるので、お好みによってソファをカスタマイズできます。
NOYESでカウチソファを検討されいるお客様の中には、「どんな風に置くのがいいのかイメージが湧かない」と感じている方も多いです。 ここでは、NOYESのお客様のレイアウト例を出しながら、カウチソファを上手にお部屋にレイアウトするためのコツを解説します。
カウチソファをお部屋に置くとき、座面が深い部分は壁や窓際に配置するのが一般的です。
こちらのお部屋のように、座面が深い部分を通路側ではなく窓際や壁際にすることで、横からすんなり座ることができます。
これが、通路側だった場合、いちいち回り込まないとソファに座れません。
ソファを置くとき、どちらの向きでおくかによってお部屋の印象はガラリと変わります。
例えば、こちらのお部屋の場合、ダイニングスペースとリビングスペースを仕切るようにソファがレイアウトされています。
お部屋が区切られているので、メリハリのある空間になっています。
一方、こちらのお部屋ではソファの背もたれによって空間が仕切られていません。
どことなく一体感がある印象のお部屋となっています。
このように、ソファをどんな向きでおくかによってお部屋の印象はガラリと変わります。
メリハリを出したいのか、一体感を出したいのかによってソファの向きを決めましょう。
カウチソファとは、一般的に寝転んだり足を伸ばしたりできる、横たわれるソファのこと。ほかのソファにはない「くつろぎ感」が魅力となっております。
カウチソファには、ハイバックなタイプやロータイプのもの、コンパクトなものなど色々種類があります。ライフスタイルにあったものを選ぶとソファ選びに失敗しません。
もし、「どんなソファを選べばいいかわからない」「どんなカウチソファを購入するか迷っている」というお客様はぜひ、NOYESにご相談ください。お客様に最適なソファを一緒にお選びいたします。