先日、NOYESではウレタン講習が行われました。
基本的な事から、難しいことまでを数時間にわたり学ばせて頂いたのですが、
ウレタンは奥深いなぁと改めて実感致しました。
そこで、今回のソファマガジンではウレタンの知識
基礎編-パート2-と題しまして、講習の質疑内容をQ&A形式で
まとめてみましたので、ソファ選びの参考に少しでもなればと思っております。
ウレタンは何からどのように作られますか?
上記の画像はNOYESショールームにて発砲実験をした様子です。
原油から取れるポリオール・イソシアートの反応を主軸とし、発泡剤・整泡剤・反応調整剤・着色剤等の添加剤を加えてフォームを生産しています。
ウレタンの比重の意味がわかりません
比重(密度)によって重さは変わります。
水は、1立方センチメートルあたり、1gの密度です。同じ1立法センチメートルあたりのウレタンの密度を、水の1gの密度と比べた時の事を「比重」と呼んでいます。比重と密度は、ほぼ一緒の意味に捉えて頂ければ結構です。
へたりやすいウレタンはどのようなウレタンですか?
加重のかかっている総時間が同じとして加重がかかり続けている事と短時間を繰り返す事では、繰り返しの短時間の負荷のほうが、ウレタン分子構造を壊しやすくヘタリの進行が早くなると考えられます。
比重が低いウレタンは、一般的にヘタリ易いウレタンと考えられます。但し、比重が低くても反発力の高い材料もあるので、一概には言えないところです。
座り心地ですが、同じウレタン材(スラブウレタン)を
使用していて層の違いにより、座り心地の違いをつけているのでしょうか。
ウレタンを複数組み合わせて、利用する際の相乗効果が座り心地に反映されます。
そうです。物性の違うウレタンを組み合わせることで違った感触を生み出しています。スラブウレタンについては【基礎編Part1】ご覧ください。