最終工程の「修正」とは、生地になにか不具合があったりしないかを検反する作業でもあります。糸はどこまでも1本の糸で成り立つことは不可能です。何千メーターや何百メーター毎に、 どうしても糸と糸のつなぎ目が発生して参ります。そのつなぎ目は団子状になっているため、それを上手に解して行かなければなりません。
また、染めのムラをチェックし均一に見えるよう色を付けたり、汚れ落とし作業では特殊な道具と液を用い落としていきます。検反作業は全て人の目で行い、一日に一人で何千メーターとチェックして参ります。 修正・検反はとても根気のいる作業であるため、職人さん達は黙々と作業を続けていきます。
丹念に生地に不具合がないかを調べて行きます。
特殊な工具を使って生地を修正いたします。
大きく生地を広げて傷や汚れがないかをチェックします。
慎重に修正作業を行っていきます。