さて、いよいよ実際に糸を織って「生地」にしていく工程となってまいります。織物は経て糸と横糸に分けられていますので、経て糸を整える「整経(せいけい)」をまず行います。織物での経糸は4000本~6000本あまり。その後、「綜絖(そうこう)」という作業において、経て糸一本一本を針金に通していきます。
4000本をすべて手作業で針金に通しまして、経糸が上下に開き、その間に横糸を挟み込んでいき、織物に仕上げていきます。経て糸と横糸を組み合わせのパターンは「パターン台紙」を使い決めていきます。 また、パターンによって「ドビー織機」と「ジャガード織機」を使い分けて行います。