生地選びが、もっとたのしくなる。
生地の事なら後藤さん
2009年5月号
今月の特集
-組成シリーズ- ポリエステル
今回の「キジゴト」は、ポリエステルにズームイン。汎用性が高く、どのタイプの生地にもすんなり馴染む万能繊維!ポリエステル生地にまつわるエトセトラから、そもそもポリエステルって何…?他の繊維とどうちがうの…?など、とってもディープなお話を伺いました。後藤さん、色々と勉強させていただきます!
- ポリエステル繊維はいつごろからあったのでしょうか?
- 調べたところ、1960年頃から取り扱われたのだろうと思われます。
- 2009年現在、私たちが生活する上で欠かせない繊維と言っても良いでしょうね。
- 現在では国内繊維生産量の約半分がポリエステルと言われている位に需要も多いですからね。
- え!そうなんですね。
- はい。どの繊維とも相性が良い万能繊維と言っても良いでしょう。
- それではその詳細についてお伺いして参ります、ずばりポリエステルはどんな特徴があるのでしょうか?
- まずポリエステルと言いましても多種多様ですが、一般的な特徴としては、品質が安定しているし色の発色が鮮やかであり、天然繊維と比較すれば生地がシワになりにくい素材特徴を生かした生地が可能になります。さらにポリエステル素材の生地は、ウオッシャブルに強い繊維であり、縮みにくい特徴があります。
- ポリエステルを織り込むことで生地の強度が高まるということでしょうか?
- 生地の引き裂き強度が強い点や、繊維が劣化しにくく、色があせにくいポリエステルの特性を持つ生地が表現可能になります。