生地選びが、もっとたのしくなる。
生地の事なら後藤さん!番外編
今月の特集
本革の事ならメルクス(株)に聞こう!
9月18日から販売開始をする、NOYES初の本革と木枠を使用したソファ「VIVO」。今回は社員研修と致しまして、明治44年創業、100年も続く信頼の老舗企業『メルクス株式会社・飯田工場』へお邪魔してきました! 生きていた動物の『皮』から、私たちの生活をより豊かなものにしてくれる『革』へ。一体どのような工程を経て完成するのでしょうか?
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8月25日、快晴。
一路、メルクス株式会社・飯田工場へ。
会議室で、「革製品ができるまで」のビデオを鑑賞。その後、 工場見学を開始。
創業100年の底力!長野県飯田工場にお邪魔しました!
▼原皮庫
ひんやりと寒い、塩漬け処理されたウシ(ホルスタイン種)の原皮がこの写真の用に積まれて保管されている場所が原皮庫です。寒さと共に、鼻を突く臭いがかなり強いです。例えるならば焼き肉屋の厨房にホルマリンを吹きかけたのような、そんな芳香です。なんとこの日は、ダチョウの原皮にもお目にかかることができました!(かなりレアものだそうです。)
▼水漬け・鞣し
次は原皮に付いた塩分や汚れを取り除く為の水漬けの工程です。足下は数多くの水たまりが。生皮に近い状態に戻したせいか原皮のにおいがどこはかとなく漂います。鞣す際に使う水は軟水。革の善し悪しは「水」がものをいう、それくらい重要な役割なんだそう。メルクスさんが掘り当てた水脈からの水を使用し、そこから出た排水は自社の浄化処理場でとっっっても綺麗な水に戻してから、近くを流れる川へ流しているそうです。革だけに!川へ!!鞣しの工程だけで5日間かかるそうです。びっくり。
▼絞り
表面の毛が取れ、革が独特の淡いブルーに。絞り機で水分を切ると同時に、背中から縦半分に切ります。熟練の技は素早く美しい!